「最低限の閲覧制限機能が揃った会員サイトを重い開発なしで用意したい」

「個人情報が預かれるインフラ環境を用意して管理までするのは大変そう」

 

アカウントを持った人だけが限定情報へアクセスできるようにするなど、最低限の閲覧制限機能を備えたシンプルな会員サイトを作成する場合「開発が大掛かりになってしまうものなのでは?」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回の記事では、必要最低限の管理機能が揃った会員サイトを、どうすれば簡単かつスピーディに作成できるのかについて解説します。簡易な会員サイトの開発を検討中の方は、ぜひお役立てください。

この記事のポイント

  • どんなシンプルな仕様の会員サイトでも「会員管理機能」「認証機能」「コンテンツ管理機能」「堅牢なインフラ環境」は必要になる
  • 閲覧させるコンテンツを管理する上でCMSの導入は必須となるが、クラウド型CMSなら開発負担を削減できる
  • 会員サイトのスピード構築を可能にするクラウドCMS「ShareWith」

“会員サイト”で最低限必要な要素とは?

会員サイトで最低限必要な機能は、アカウント管理機能、認証機能、コンテンツ管理・表示制御機能、堅牢なサーバです。

「製品の仕様書PDFを対象顧客だけが閲覧できるようにしたい」
「限定イベントの案内を、会員登録をしている顧客を対象にしてWebページで案内したい」

 

上記のように、様々な目的で、Webコンテンツを公開せず、限定したユーザーだけに閲覧させたい場合、必要になる機能はユーザーのアカウント発行や編集・削除、閲覧可能範囲などが設定できる「アカウント管理機能」、発行されたID・パスワードでユーザーを判別する「認証機能」。そして、認証アクセス後にアカウント情報に基づいて出し分けるコンテンツを登録、編集することができる「コンテンツ管理・表示制御機能」が最低限必要になります。もちろん、「会員情報を守るための堅牢なサーバ」も欠かせません。

 

なお、形にこだわらず、閲覧を制限できればよいなら、「BASIC認証」が最も簡易な選択肢でしょう。Webサイトの特定の階層に対して共通の認証をかけられるため、ごく限られたメンバー間で情報を閲覧できるようにする場合にはよく用いられる認証方法ですが、あくまで簡易なものであり、顧客を対象に利用することはまず無いでしょう。

シンプルな会員サイトでも、最低限CMSは必要

コンテンツ管理などの必要機能を組み合わせて実装できるクラウドサービスを選べば品質の高い機能を利用することができます。

「閲覧制限さえできればよいのだから、どうにかして簡単に会員サイトを作成したい」
と考える方は多いのではないでしょうか。しかし、前述のように会員サイトの機能がどれだけ簡易的なものであったとしても「アカウント管理機能」「認証機能」「コンテンツ管理機能」「堅牢なインフラ環境」を用意しなければなりません。
どのような認証機能を持たせるにせよ、受け皿となるコンテンツ管理機能は必要です。そのため、まずはCMSを中心にして、連携可能な会員認証機能の実装方法を検討し、それらがきちんと動作し、安全に保管できるインフラ環境を調達することになります。サーバ選定にあたっても、「安心で手ごろなサーバはないか?」と検討が必要で、閲覧制限ができればよいとは言っても、一から開発しようとすれば大掛かりなものになるのです。

 

したがって、「自社で開発する」という方針自体に再検討の余地があります。コンテンツ管理や閲覧制限などの必要機能を組み合わせて実装できるクラウドサービスを選べば、大きな開発を避け、品質の高い機能を利用することができるためです。

クラウドCMS「ShareWith」を利用した会員サイトの簡単構築

「大掛かりな開発をすることなく、しっかりしたセキュリティとメンテナンス性を備えた簡易な会員サイトを作りたい」

 

「ShareWith」は企業サイト運営に求められる必要機能を備えたクラウド型のCMS。加えて、他の様々なクラウドサービスとも簡単に連結が可能なため、まさに“サーバ調達やシステム開発をすることなく”システムが利用でき、上記のようなニーズにぴったりのサービスといえます。

 

「Webサイト」「アカウント管機能」のスピード構築を実現

ShareWithで会員サイトを構築する場合、認証機能実現にはAWS Cognitoと連携して利用します。Cognitoが提供するのは、サイトにログインするための認証機能、会員情報管理機能。Cognitoで設定した権限範囲に基づいてShareWithで作成したWebページの閲覧範囲を簡単に制御することができます。ShareWithとCognitoの連携方法も標準化されており、スピーディな導入が可能になっています。

 

「最高峰のサーバインフラ・セキュリティ」も自社で用意することなく導入可能

閲覧コンテンツを管理する「ShareWith」では、金融機関にも選ばれるハイエンドなサーバ・セキュリティが提供されます。一方Cognitoの会員管理機能は、AWSが個人情報管理にも対応する堅牢なインフラ基盤で提供されますので、コンテンツも会員情報も、サービス強みを“餅は餅屋”の最適な形で組み合わせて利用できます。もちろん、保守・運用も各ベンダーにお任せです。

まとめ

最低限の閲覧機能を備えたシンプルな仕様の会員サイトであったとしても、自社でいちから構築しようとすると、どうしても開発は大掛かりなものになってしまいます。実装する機能は最低限でいいので、スピーディに会員サイトを用意したいと考えた場合、“自前で開発する”という方針を再検討しましょう。

 

「ShareWith」は、AWS Cognitoと連携し、会員サイトに必要な会員管理・閲覧制限機能を簡単・スピーディに実現できるクラウドサービスです。2つのサービスのメリットを、予め最適な形で利用できるのが特徴です。 

 

“シンプルだけど、しっかり安心できる”会員サイトを必要とされている方は、是非ご検討ください。