グループ5社のサイトを3.5ヶ月で同時公開
ワイエイシイホールディングス株式会社様

導入の背景と課題

ワイエイシイホールディングス様は傘下に17社を擁する持株会社。 限られた人員でグループ全体の統括から、コーポレートコミュニケーション機能、バックオフィス機能を担っており、最小限のリソースでグループのWebサイト運営管理を行う必要がありました。これに加え、リニューアルのプロジェクトスタートが公開の3.5ヶ月前、子会社を含む計5社のリニューアルを行う、規模に対して制作期間が非常に限られたプロジェクトでもありました。

ワイエイシイホールディングス株式会社 コーポレートサイト

https://www.yac.co.jp/ja/index.html

導入結果

グループ5社のサイトリニューアルを3.5ヶ月で完了させ、同時に公開する。通常のサイト制作手法では実現が難しいご用件ですが、これにはShareWith独自の生産システムがお応えしました。

まず、プロジェクト開始の半月後には、ShareWithへのコンテンツ登録がスタート。これに同時並行して、サイトデザインと新規コンテンツの制作を進行しました。

 

サイトリニューアルのご経験がある方なら、「そんな進行では後でやり直しが起きそう」と心配されかもしれません。

「通常の制作」では、まず設計があり、個々のページ仕様を決定したあとにデザイン制作、そしてコーディング、というように工程が1本の線で続いていきます。言い換えるなら、ひとつひとつの工程が完了しなければ次に進めない、ということ。

特にHTMLコーディング(マークアップ)は、エンジニアに依存する工程であり、ちょっとした仕様変更がスケジュールの遅延に直結する「やり直しリスク」があるため、末端ページまで仕様を決めてから進めるのが普通です。

ShareWithで「コンテンツ登録」と「デザイン設定」の工程を同時並行で進められるのは、すでに完成されたCMSを土台にして構築することと、画面設計や機能を徹底して“標準化”しているから。

これに加え、様々なコーポレートサイトで実現した表現・仕様・機能をライブラリ化し、これらを汎用的に用いることができる独自の生産システムを構築しているためです。こうした、Web制作の常識を覆す開発手法で多様なご要望に答えつつ、エンジニアへの依存度を抑えています。また、これにより「やり直しリスク」も極小化することができるのです。

 

ワイエイシイホールディングス様のケースでは、このような生産システムに加え、グループ共通のコンテンツをホールディングスサイトに集約させたり、持株会社と子会社のニュースを互いに取り込みあうなど、コンテンツ・システム両面での合理化も併せて実施することで、大規模でありながらも短期間での構築を実現できました。