コーポレートサイトは現在の、そして、まだ見ぬステークホルダーに対しても自社の魅力や強み、ビジョンといった様々な情報を届ける役割を持っています。コーポレートサイトに限らず、Webサイトは数年おきにリニューアルが必要です。しかし、前回リニューアルから時間が経過している場合、担当者の交代などで、「サイトリニューアルを担当するのは初めてで、何をどのように検討すればいいかわからない」とお悩みの担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また、コーポレートサイトのリニューアルは各部門の要望の取りまとめや、更新コンテンツの整理など、“社内調整”も必要になってきます。
今回の記事では、そのような企業のコーポレートサイトを管理する立場にいる担当者の方に向けて、コーポレートサイトのリニューアルプロジェクトを、円滑・スピーディに実現させる方法についてご説明します。
この記事のポイント
- コーポレートサイトのリニューアルの目的は「ステークホルダーに正しく情報発信をできるようにすること」にある
- 企業組織のコーポレートサイトリニューアルは、社内の様々な意見を取り入れるので、仕様が複雑になりがちで、コストが膨らんだり、スケジュールも滞りやすい
- コーポレートサイトのリニューアルは「ゼロから開発」ではなく「必要機能が揃ったクラウドサービス」が適している
前述の通り、コーポレートサイトの役割はステークホルダーに対し、自社の様々な情報をいち早く正確に届けることです。しかし、Webサイトは時間経過とともにデザインが陳腐化、トレンドと乖離することで古さが目立ってきます。継ぎ足されて増えていったコンテンツも、徐々に埋もれてアクセスしづらくなるため、5年~7年に一度はリニューアルする企業も多々存在します。
ここで重要なのは、コーポレートサイトの目的はあくまで「ステークホルダーに情報を届ける」ことにある点です。ただトレンドのデザインや技術を盛り込んだサイトにリニューアルすれば良いという訳ではありません。見た目だけでなく、持続的に情報を発信していける運営体制にも着目する必要があります。
コーポレートサイトのリニューアルはスケジュール勝負になりがちです。なぜなら、リニューアルにあたっては社内の関係者の要望もくみ取っていく必要があり、制作しなければならないサイトや、それを支えるシステムの要件が多数かつ複雑になってしまうケースが多々あるためです。社内の要望をすべて盛り込もうとすれば、動作チェックや不具合調整などに想定以上の時間がかかり、スケジュール全体が滞ったり、リニューアル後の運営業務にも支障をきたしたりする可能性が懸念されます。
そもそも、社内の要望の取りまとめ、リニューアルに必要な意思決定にも時間がかかるものです。発言力のある特定の部門の希望意見をどこまで採用するかなど、コストとスケジュールを前提に調整していかなければ、時間もお金も際限なくかかっていきます。
このため、重要になってくるのはリニューアルの目的を具体的にすること。例えば、「個人投資家に向けて自社の競争優位性とビジョンを理解してもらう」など、ターゲットや伝えたいメッセージの軸をしっかり言語化・共有して、社内の足並みを揃えることが重要となります。
加えて、Webサイトのリニューアルは専門技術が必要になるため、外部制作会社の協力が不可欠になる点もスケジュールが滞る原因のひとつです。リニューアルの目的を制作会社に提案依頼という形で伝え、専門家のアドバイスも取り入れながら、完成形のWebサイトを描いていく必要があります。
このように、コーポレートサイトリニューアルでは、「あれもこれも」と盛り込みたい機能やコンテンツが増えてしまうと、時間とコストが大幅にかかり、プロジェクトは遅々として進まなくなります。コーポレートサイトリニューアルの難しさは、社内外の様々な立場にある関係者を巻き込み、意見を取り入れると同時に、明確な「目的」をもってプロジェクトを進行していかなければならない点にあります。
以上の通り、コーポレートサイトのリニューアルプロジェクトを進めることは容易な仕事ではありません。
そこで選択肢となるのが、「クラウドサービス」の利用です。クラウド型で提供されるシステムやサービスは、サービスベンダー側が開発した「完成品」をサービスとして利用できるため、導入から運用までをスムーズに行える上に、固定金額で利用できるので、コスト管理もしやすい点がメリットです。
また、サーバ・セキュリティに関しても、自社で調達するよりも高品質なものが提供され、保守やメンテナンスもベンダー側に任せられる点が特徴。インフラ管理の負担、運用コストの削減も同時に可能になります。
クラウドサービスの中でも、「ShareWith」は企業組織が運営するコーポレートサイトならではの必要機能を予め完成形で備え、サービスとして利用できるクラウド型のCMS(サイト更新システム)で、コーポレートサイトをリニューアルするだけでなく、「コーポレートサイト運営」そのものを最適な形で実現します。
「ShareWith」はコーポレートサイトを運営する「組織」向けに、CMSやサーバー、セキュリティを最適な形で一式揃えているため、要件整理のために社内意見をまとめ、開発依頼をしたり、細かな動作チェックをする必要がありません。その分、デザインやコンテンツの中身にじっくり時間をかけられます。
加えて、Webサイトには必要不可欠なサーバ・セキュリティも、標準プランで最高レベルのものが利用できる点も大きなメリット。専門的で難しいインフラに関する検討そのものが不要になり、リニューアル後の保守・運用も開発元の野村IRにお任せ可能です。
「ShareWith」を使ったコーポレートサイトリニューアルでは、提供元の野村IRがサイト構築をナビゲートしていきます。ShareWithに最適化された独自の生産プロセスで、従来のWeb制作の半分の時間で高品質なサイト構築ができます。
ステークホルダーに向けた最適なデザインやコンテンツも、野村IRが得意とするところ。リニューアルの目的や予算に合わせて、制作はもちろん、お客様企業のコミュニケーション戦略チーム組成までオプションでサポートします。
また、従来のコーポレートサイトリニューアルでは、HTMLコーディングを行う前に、全ページの修正点の洗い出しを行っていましたが、ShareWithで構築したサイトは基本的に全ページが編集可能になるため、急がない更新はリニューアル後に少しずつ修正していくこともできます。
ShareWithによるコーポレートサイトリニューアルで特徴的な点が、「サイト構築中にお客様企業に管理画面を開放する」ところです。
管理画面の環境が整った段階で、リニューアル公開前にお客様企業に対し操作研修を実施し、そのまま導入企業側でサイトの更新・修正ができるように段取るため、リニューアルサイトの公開前にコンテンツのアップデートが自社内で可能になります。
このように、ShareWithでは、従来のコーポレートサイトリニューアルで行っていた「指示書を作る⇒制作会社が指示書を見ながら作業⇒テストアップのチェック⇒修正⇒再チェック・・・」という、指示とチェックの繰り返しを大幅にカットできます。
ShareWithの管理画面は、組織で使われることを想定し、ITリテラシーにかかわらず“誰でも簡単に使える”よう、直感的に操作ができるよう開発されています。無料で実施される操作研修を受ければ、マニュアルをほとんど見ることなく操作が可能で、教育コストがかかりません。
また、編集機能は表現自由度が高ければよい、というわけではありません。部署を跨ぎ、複数人が各々の担当ページを更新する場合、サイトのデザイン秩序が守りづらくなります。編集の自由度が高すぎると、操作する人の主観や好みが反映されやすくなり、デザイン体裁がバラバラになっていきます。これでは、数年後にリニューアル前の状態に逆戻りです。
ShareWithは、編集の自由度と、適度な“制限”も設けており、誰がサイト運営に携わっても、均一な品質のページを作成できるように設計されています。この“絶妙”な管理画面も、ShareWithの「コーポレートサイト向け」たる所以。運営チームが安心してサイト運営に参加できる仕組みがあるからこそ、サイト管理者も安心して更新を運営チームに任せることができ、組織でWebサイト更新の「分業」が実現するのです。
企業組織で作り上げるコーポレートサイトは、いちから自社で仕様決めを行い、環境構築を行なっていたのでは開発に大幅に時間がかかります。関係者が多くなるコーポレートサイトのリニューアルは、システムやインフラ仕様が高いレベルで提供され、使い勝手もよい「クラウドCMS」を選択するのが合理的と言えるでしょう。
「ShareWith」は、コーポレートサイトに必要な機能が最適な形でワンパッケージになったクラウドサービスです。コーポレートサイトのリニューアルプロジェクトを円滑に、迅速かつ着実に行いたいとお考えの方は、ぜひ選択肢としてご検討ください。